RI8800 示差屈折率検出器

RI(示差屈折)検出器は、物質のもつ屈折率の違いを検出する測定です。ほとんどの化合物は異なる屈折率をもつため、あらゆる成分が検出可能です。

RI検出器のフローセルはサンプル側とリファレンス側に分割されています。サンプル側の溶液組成が変わって、光の屈折度合が変わります。

温度変化や溶媒組成の変化によっても屈折率変化は生じるため、定温、定組成で分析することが必要です。

光学系の温度管理により、電源投入後の安定化時間を短縮し、ドリフトを低減しています。

RI8800 示差屈折率検出器

製品仕様

測定方式 ブライス、Deflection Type
流路 ダブルフロー
屈折率範囲 1.00~1.8
レンジ 0.25, 0.50, 1.00, 2.00, 4.00, 8.00, 16.00, 32.00, 64.00, 128.00,
256.00, 512.00, S(×10-6 RIU/FS) *1
セル 内部容量 : 2.5 μL (オプション; 8又は10 μL)
耐圧 : 5 kgf/cm, 0.5MPa
ノイズ2 2.5×10-9 RIU(THF、時定数:3.00 sec) *2
ドリフト 8×10-7 RIU/h
(THF, Flow Rate 1.0 mL/min,環境温度変化 ±-1℃)
レスポンス 0.05、1.00、3.00 sec
温度制御 30、35、40、45、OFF
オートゼロ 測定範囲全域
入力信号 マーカー: TTLレベル、リレー接点信号 *3
オートゼロ: TTL レベル、リレー接点信号
出力信号 レコーダー: 10 mV/FS
インテグレーター: 1V/256×10-6 RIU、1V/64×10-6 RIU
マーカー: レコーダー出力+1mV、リレー接点信号
リーク: リレー接点信号
外形寸法 240(W)×150(H)×440(D) mm(突起物を除く)
重量 12 kg
電源 AC100V +/-10%, 50/60 Hz, 100 VA
配管(付属品) 入口側: 316SST, 0.2 mm (ID) × 800mm (L)
出口側: 316SST, 0.6 mm (ID) × 800mm (L)

*1 Refractive Index Unit
*2 Tetrahydrofuran (THF)
*3 Transistor-Transistor Logic