C2M8800非接触型・電気伝導度検出器
Model C2M8800は従来型の電気伝導度検出器とは異なり、試料溶液が検出セル内を通過するフロータイプでありながら、試料溶液と測定電極とが接していない、非接触型・電気伝導度検出器です。
測定電極と試料溶液との間に、絶縁体チューブを設けており、電極と試料溶液は非接触な状態に保たれます。
試料溶液との接触がないため、電極表面での電気分解が生じず、電極への汚れの付着もありません。
食品・飲料等の生産ラインでは、均質な製品を作り続けるために純水および超純水が使われており、それらの純度をモニターするために電気伝導度測定が行われています。
生産ラインで使用されるセンサーにとって重要なことは、再現性の良い計測結果を提供し続ける能力ですが、従来型の電気伝導度検出器では、電極とサンプル溶液が接しているため、電極の腐食、汚れ、金属イオン溶出等の問題が生じるため、日常的な保守作業無しに再現性を担保することは不可能です。 また、電気抵抗の高い純水及び、超純水の電気伝導度を正確に測定することが出来ません。
これらの問題を解決するため、我々は、溶液と電極とが接してない、電極での電気分解が起きない、長期間再現性良く測定することができる新しい電気伝導度検出器(誘電率検出器)を提案します。
長期間ノーメンテナンスで、再現性良く溶液の電気伝導度を測定することができます。
誘電率検出器の利用場所は、今後、急激に増えると予測しています。
製品仕様
型式 | 電気伝導用誘電率検出器 |
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測定方式 | 誘電率方式 |
測定範囲 | 0~10 μS/cm 電極幅 25 mm, 周波数 1kHz |
感度 | 0.285 nS/cm 溶液: サプレッサーからの溶出液 (約 600 μS NaOH) |
レスポンス | 0.5 sec |
ゼロ調整 | 測定範囲全域 |
セル容量 | 0.2 μL(電極間) |
セル温度調節 | 30、35、40、45℃、温度制度(±0.5℃) |
接液部材質 | テフロン、PEEK |
入力 | マーカ: TTLレベル、またはリレー接点信号*1 オートゼロ: TTLレベル、またはリレー接点信号 |
出力 | レコーダ:10 mV/FS インテグレータ 1V/測定レンジ マーカ:レコーダ出力に 1mV付加、リレー接点信号 リーク:リレー接点信号 |
外形寸法 | 210(W)×320(D)×150(H) mm (突起部は除く) |
重量 | 約4kg |
電源 | AC100-240 VA |
*1 Transistor-Transistor Logic